ゲーム好きの子どもに頭を悩ましているパパ&ママさん、こんにちは!
どうにか子どもにゲームを辞めさせたい。
ゲームを取り上げる方法はないのかしら?
そんなことを思っているかもしれません。
でもゲームは完全悪ではありません。ゲームをうまく利用して勉強に必要な力をつけましょう!
意外?!ゲームは勉強にいい影響を与える?
塾の定期面談でよく話に上がるのがゲーム問題。
うちの子、ゲームばっかりしてるんだけど…
1日中ご飯も食べずにゲームに没頭しているのは確かによくありません。
でもゲームも考えようによってはうまく利用できます。ゲームから得られる効果が実はあるのです。
- 問題解決能力
- 情報処理能力
- 創造力(想像力)
- 英語力
え?ほんとにこんな力が身に付くかって?
ゲームのジャンル別に具体的に見ていきましょう。
RPGゲーム
RPGゲームといえば冒険をしながら進んでいくゲームです。
これらのゲームは次々に試練が出てきます。その試練(問題)を解決しながら進みます。
ゲームが好きな子は次のステージにいきたいがために、たくさん頭を使って考えます。あの手この手を使って試練を突破します。
このようにいろいろな視点から物事をとらえることで、身につくのが問題解決能力がです。
問題解決能力は数学の図形問題に使えます。
1つの視点では解決できないことも、複数の視点から見ることで解答を導くことができます。
パズルゲーム
パズルゲームは中毒性のあるゲームで、親からするとやらせたくないかもしれません。
でもパズルゲームでは情報処理能力を養うことができます。
たくさんあるパズル(情報)をうまく組み合わせて(処理して)ステージをクリアしていきますね。
みなさんおなじみのテトリスを想像するとわかりやすいですね。
サンドボックスゲーム
サンドボックスゲームとはあまり聞きなれない言葉ですね。
直訳すると「サンド=砂」「ボックス=箱」
つまり「砂の箱」です。
子どもが小さいとき、砂場でスコップなどを使って砂のお城とか作りますよね。あれと同じイメージです。
このサンドボックスゲームからは創造力(想像力)を身につけられます。
マインクラフトという人気のあるゲームをご存知ですか?「マイクラ」とも略されていますね。
かなり自由度の高いゲームで、いろいろ物が作れます。家を作るために道具を用意して、道具を作るために木を手に入れます。
家を作るためには何をしたらいいだろう?
そうやっていろいろ想像しながらゲームを進めることで想像力(創造力)を育むことができます。
実は創造力は今の時代に求められる力です。
創造力を育むことを目的に、センター試験は2020年から大学入学共通テストに変更されましたね。
予想困難な時代の中で、新しい価値を創造していく力がいま求められています。
オンラインゲーム
最後にオンラインゲームです。オンライン上で知らない人と会話をしながらゲームを進めます。
これはご家庭によってはやらないように制限しているかもしれません。
親としては、オンライン上とはいえ誰か知らない人と会話するのは少しこわいですよね。
でもこれがいい影響を与える場合もあるのです。
数学が苦手な子が入塾しました。でも反対に英語はとってもできたのです。小5なのに日常会話がわかる程度でした。
英会話を習っているのかな?と勝手な妄想をしたのですが、実は違ったのです。
英語が得意な理由はオンラインゲームのチャットにありました。
その生徒いわく、英語でチャットをするそうです。ゲームを進めたいがために、英語を調べながら理解してチャットをしているというのです。
こんな英語力をつける方法があったのか!聞いたときとても驚きました。
ゲームが勉強に与える良い影響は? バランスが大事!
ゲームは思っているより悪いものではないとわかりましたね。
でも、もちろんやり過ぎはいけません。時間やルールを決めてゲームをさせましょう。
1日のゲーム適正時間は1時間
これ以上してしまうと、今度は悪影響が出ます。睡眠時間が短くなったり、視力の低下につながります。
ゲームを長時間すると勉強時間が取れなくなるので学力低下にもつながります。
ゲームは1時間くらいに抑え、勉強時間をきちんと確保しましょう。